2017年 03月 12日
鉛でドライバーは調整できたか?
先日の練習会以来、2週間ぶりの打ちっ放しへ。さすがにこの好天でしたから、夕方にもかかわらず順番待ちの人がたくさんいらっしゃいました。
今日の目的は、なんといっても鉛を貼ったドライバーの具合を確認すること。アイアンで身体をほぐしたあと、先日書いたとおり、シャフトに10グラム、ヘッドに6グラムの状態でさっそく打ってみました。
とりあえず、振った感じではそんなに重さは感じません。シャフトは思ったほどしなりませんが、鉛なしのときに比べれば感じ取れます。また、ヘッドのヒール側に鉛を貼ったおかげか、スライスは出にくくなっているようです。ただ、逆にフックが出ることもあって安定しません。そこで、フェースにインパクトマーカーを貼り、どのへんにボールが当たっているのか確認してみました。
うーむ、全体にトップ気味かつヒール側に寄っている感じですね…。これでは実戦での安定したショットは望めなさそうです。
そこで次は、ヘッドの鉛を1グラムずつ減らしつつ様子を見てみました。1グラム減らすだけで、ヘッドがずいぶん軽くなったように感じます。ヒール側に5グラムの状態でのインパクトマーカーはこんな感じ。
さっきよりはインパクトゾーンが上がりました。ただ、今度はトゥー側にヒットしたボールが多くなっているようです。うーん、試行錯誤中とはいえ、芯に当てるのって難しいですね…。
あれこれ条件を変えながらひたすら打ち続けていると、だんだん右腕に張りが…。通常ならこんなところが張ることはありません。クラブの重量を一気に15グラム前後も上げたことで、身体に負担がかかり、それをカバーしようとして右腕に余計な力が入っているようです。これはちょっとダメですね。
結局、これという鉛のバランスを見つけることができないまま腕がパンパンになってしまい、球筋もグダグダに…。これ以上やってもスイングを崩すだけなので、最後にアプローチの練習をして切り上げました。
実戦でこんなにバカスカ打つことはないにしても、身体への負担を考えると、鉛の総重量は10グラム以内にしておいたほうがいいかもしれません。ヘッドに2~3グラム、シャフトに5、6グラムくらいがいいところですかねー? 来週また試してみます。
手元のみに多めに貼るのもアリかな、と、思ったりしています。手元を重くすると、インパクトでの手元の浮き上がりを抑えられて、芯に来るかもしれません。
そうですね、さすがにやりすぎました…。(笑)
でも、やりすぎたおかげではっきりダメなことがわかったので、これはこれで意味があったかもしれません。自分ではそんなに強く振っているつもりはなかったんですけど、やはり重さに負けないよう無意識のうちに力が入りすぎていたようです。わたしはそんなに腕力があるほうではないので…。
とりあえず、全体の重量をもう少し下げるため、ヘッドに2.5グラム、シャフトに4.5グラム貼って307グラムとしてみました。これでバランスはD3(厳密にいうとD3.3)です。来週これで打ってみて、まだダメそうならヘッドの鉛なし、シャフト7グラムくらいで試してみます。
するとインパクトマーカーの画面を少し右に傾けたようになると思います。スマホでこちらを見る場合、少しスマホを右に傾けると実際どのように当たっているか分かると思います。
つまり最初のインパクトマーカーの結果はヘッドが浮き沈みしてインパクトが上下にずれ、下のトゥ側にも当たっていますね。
2つ目はヘッドが沈んで上とトゥ側に当たっていますね。またマーカーでもチェックしてみて下さい。やはり鉛くらいの重さでも球筋に影響あるんですね。
あ、そうですよね! スイングしたとき、ドライバーはアイアンと違って、ソールが地面と平行になるわけじゃないですもんね。うっかりしていました、ありがとうございます! どうやったら芯に当たるか、マーカーを確認しながら立ち位置を変えて打っていたんですけど、そもそもの見方を間違えていました…。どうりでうまくいかないはずです。(笑)
それを踏まえてマーカーの見方を変えると、確かに最初のインパクトマーカーは(自分から見て)前後のヘッドの通過位置はまぁまぁですけど、上下のブレが大きいですね。象さんのご指摘どおり、やはり手元が浮き上がっているのかも…。ここはやはり、グリップ側だけを重くして浮き上がりを抑えるのが効果的かもしれませんね。今度試してみます。
わたしも実際にやってみるまで鉛の効果には半信半疑な部分もありましたが、振った感触はけっこう変わりました。もしかしたら中間のしなりを大きくできるのでは? と、試しにシャフトの真ん中あたりに鉛を巻いてみたりもしたんですけど、これが一番スイングに影響がありました。まぁ、すごく打ちにくかったんですぐはがしましたけど…。(笑)